【イラレ】鉄道路線の描き方

スポンサーリンク

こんにちは、毎日イラストを描いています。

今回は簡単なアピアランスを使って鉄道路線を描く方法を紹介します。

完成はこのような感じです。

使用ツールはillustratorCCとMacで初心者の方向けの内容です。

路線の作り方

JR線の作り方

パスを一本引きます。線の色は黒、太さはひとまず6pxにしておきます。

先ほどの黒線に少し細い白の波線を重ねたいので、アピアランスパネルを開き、新規線を追加して色を白にします。

アピアランスパネルで上にある白線が選択された状態で、線パネルでの設定を行います。

線幅は少し細い4px、波線にチェックを入れて線分と間隔をそれぞれ15pxと入力したら、JR線の出来上がりです。簡単^^

私鉄線の作り方

私鉄線もアピアランスで普通の線と波線を組み合わせて作ります。

線の色はどちらも黒で、一本は太くて間隔の大きい波線にしています。

JR線も私鉄線も例にした数値は適当なので、お好みの大きさで作って頂けたらと思います。

スポイト機能とアピアランス

設定したアピアランスはカラーなどと同様に、スポイト機能で抽出(適用)することができます。

もし上手く抽出できないときは、スポイトツールをダブルクリックしてオプションを開き、アピアランスにチェックが入っているかどうか確認します。

路線を一本描くくらいだったらアピアランスをわざわざ使わなくても、普通の線と波線を2本重ねても良いのですが、複数個作らないといけないときはアピアランスで線を追加しておくと簡単に設定だけコピーできて便利ですね。

おまけ:スポイトの抽出と適用

この路線を作っている時に、この二つの違いって・・・?と思ったので覚書です。

スポイトの抽出は変えたいパスを選択して、完成系のパスをスポイトツールでクリックしてその設定をコピーするもの。

対してスポイトの適用は、完成系のパスを先に選択して、変えたいパスをoption(alt)を押しながらクリックして完成系の設定を適用させるものです。(カラーやアピアランスなどのパネルに残っている設定が適用されるので、完成系のパスの選択が外れていてもできます。パネルには最後に選択されたものの情報が残ります。)

グラフィックスタイル

先ほどはスポイトツールを使って設定をコピーしましたが、グラフィックスタイルでその設定を保存して適用させることもできます。

アピアランスに残したいデータがある状態でグラフィックスタイルの新規ボタンをクリックすると、その設定を保存することができます。

使うときは適用させたいパスを選択して、グラフィックスタイルにある画像をクリックするだけです。

スポイトツールと違って便利なのは、グラフィックスタイルパネルを保存しておくと、他のファイルでも同じグラフィックスタイルを使えることです。

右上の3本線から保存、登録済みのものも開くことができます。


以上になります。お読みいただきありがとうございました。

【イラレ】流水模様の描き方
流水模様を例にカリグラフィブラシの設定方法について書いています。
手書き線画をデジタル彩色(FireAlpaca・イラレ)
紙に書いた線画を取り込み、FireAlpacaで調整した後イラレ彩色する方法を書いています。

アイキャッチのイラストはイラストACで無料ダウンロードできます。(バージョンダウンしているので、AIデータのアピアランスは消えています。)