映画パウパトロールに出てくる英語表現

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こんにちは、今英語の勉強中です。

今回は子供と一緒に観れる映画パウパトロールに出てきた、私が個人的に勉強になったフレーズを書いていこうかと思います。

パウパトロールは息子が3歳くらいの時にめちゃくちゃハマってたアニメで、出てくるキャラクターが可愛くて私も一緒になってみていました。

映画のあらすじのネタバレも含みますのでご注意ください。引用している英語と日本語のセリフはNetflixの字幕に出ているものになります。

not take it personally(気にしないよ)

映画の冒頭で事故を起こしたトレーラー。救出にきたチェイスを見てびっくりする運転手。

[運転手]A dog?(犬?)

[チェイス]Actually, sir, I’m a puppy.(しかも子犬です)

[運転手]A baby dog? That’s even worse!(子犬?最悪だ!)

[チェイス]You’re in shock, so I’m not going to take that personally.(今のは聞き流すよ)

助けが来たと思ったらレスキュー隊がまさかの子犬で動揺する運転手。この世界に犬が喋って人助けするのがおかしいと思う感覚があったんだと面白かったです。

“Take 〜 personally”で「〜を個人攻撃と受け取る・被害者意識を持つ」という意味なので、”You’re in shock, so I’m not going to take that personally.”は「(事故で)ショックを受けているから、さっきの言葉を個人攻撃と取らずに気にしない。」という意味になります。

日本語字幕ではこの文章全体で「今のは聞き流すよ」と短くスッキリとまとめてありました。

Stuck in traffic(渋滞にはまってしまう)

ライバール市長が起こした花火事故をなんとかしようと出動したパウパトロール。だけど現場に向かう途中で大渋滞に巻き込まれてしまった。

[リバティ]You’re taking Main Street at rush hour? (ラッシュアワーに大通りを?)

No wonder you’re stuck in traffic!“(進むわけない)

初対面にも関わらずマシンガントークを始めるリバティに少し戸惑ってるケントが可愛いです。

テレビシリーズの方のパウパトロールを見ていたら、事故やトラブルで身動きが取れなくなった時に”I’m stuck!.”というセリフがよく出てきます。

“stuck in traffic”は交通で身動きが取れない→「渋滞にはまってしまう」と意味になります。

“No wonder”で「〜なのも当然だ」なのでラッシュアワーに大通りを行けば、当然渋滞にはまってしまうよ!ということですね。

Give up on(見捨てる)

レスキュー中に動けなくなり失敗してしまったチェイス。チェイスの辛さを知っているケントはチェイスに少し休むように言うが、チェイスはその言葉にショックを受けてしまう。

[チェイス]I didn’t even want to come to Adventure City!(本当は来たくなかった)

I trusted you.(信じたのに)

You said everything would be fine, but it’s not!(大丈夫なんてウソだった)

What kind of leader gives up on someone the second things get hard?(それなのに見捨てるなんて)

テレビシリーズの方は複雑な感情表現はあまり無くすべてがシンプルなんだけど、映画は映像も心理描写もリアル寄りですね。純粋に心配しているケントとチームの一員として役に立ちたいチェイスの気持ちがすれ違っていて切ないです。

“give up on”で「(人)を見捨てる」という意味ですが、こう言う英熟語はすごく苦手・・・giveもupもonも知ってて全て超が付くほど基本単語なのに、組み合わせると別の意味になるっていうのが覚えにくいよ・・・

この”What kind of leader gives up on someone the second things get hard?”の文章ですが、後半部分の”the second”は二番目と言う意味ではなく”as soon as(〜するとすぐに)”と同じなので、英文全ての意味を拾うと、「上手くいかなかったらすぐその人を見捨ててしまうリーダーって一体どんなのなの?」の様な訳し方になるのではないかなと思います。

日本語にそのまま翻訳すると子どもには分かりにくかったり不自然だったりして、省略されたり変えられた部分を見比べてみるのは面白いですね^^

Make it clear(はっきりさせる)

ライバール市長が乱用したクラウドキャッチャーのせいで嵐が起き、市長はタワーの最上階に取り残されてしまう。ケントは市長の元へ向かい、避難する様に説得する。

[ライバール市長]Okay, fine. I’ll go with you.(ワシも行こう)

But I want to make it very clear, this is not a rescue.(だが救助じゃないぞ)

It’s, uh… an “assisted exit.”(出るのを手伝ってもらうだけだ)

何がなんでもケントの世話になりたくない市長(笑)この後ケントがエレベーターでちょっとした仕返しをしますが、そのシーンが面白くて好きです。

“make it clear”で「はっきりさせる・分かるように説明する」です。日本語でも「クリアにする」と言うことがあるので聞いたらすぐ意味は分かるのですが、英会話をするときにサラッとこう言う表現が言えたらいいなと思いました。

映画の前半、ライバール市長がクラウドキャッチャーの製作所を訪れた時にも”I’m sorry if I wasn’t clear.”というセリフが出て来ていました。日本語字幕には載っていませんでしたが、「ごめんなさい、分かりにくかったかな?」と言っているような雰囲気でした。

We go way back(昔からの友人)

街を救ったことで表彰されるパウパトロール。アドベンチャーベイからタルボット船長とグッドウェイ市長も表彰式を見に来ている。

[タルボット船長]Me and the PAW Patrol, we go way back!(彼らは昔からの親友なんだ)

[グッドウェイ市長]And to think I knew them before they were famous!(有名になる前から知っているわ)

グッドウェイ市長、パウパトロールのこと知ってるわ!って言ってるけど、自分の街のパトロール隊でしょう^^;パウパトロールがずっとシティの方にいたら、アドベンチャーベイは大丈夫なのかな?

“We go way back”は「昔からの友人・知り合い」です。ここの”way”は”way too much(多すぎる)”のように強調する単語なので、ずっと過去に遡る→昔から知っている、ということになるのでしょう。

グッドウェイ市長の”And to think”は驚きや衝撃を表す表現で「まさか!」や「〜とは!」のニュアンスを持つそうです。


以上になります。

映画ではテレビシリーズでは出てこないパウパトロールの一面が出て来ていましたね。アドベンチャーシティに立派な基地を建てられたのは、パウパトグッズがすごく売れたからって所に笑ってしまいました。

後、実際のセリフと日本語字幕を見比べるのが楽しかったです。子ども向けのアニメ用に分かりやすく、キャラクターの雰囲気を壊さない様に訳されていてすごいなあと思いました。

お読みいただきありがとうございました。