こんにちは
イラレのアピアランス機能を使って、簡単に花の形を変える方法を紹介します。
この方法を使うと、色々な形の花をすぐに作ることができます。
使用しているのはMacとillustratorCCで、初心者の方向けです。
変形ツールで花びらをつくる
まず花びらの半分をパスで描きます。
このパスの始点と終点は同じ垂直軸上に来るようにします。
変形ツールでリフレクトコピー
線なし、塗りに適当な色を選択して、変形効果(効果ーパスの変形ー変形)の画面を開きます。
イラレを使い始めた頃、左下の小さい四角はなんだろうと思っていましたが^^;これは変形の基準点を決めるものです。
左に反転コピーしたものを作りたいので、左の小さい四角を選び、「垂直軸にリフレクト」「コピー1」を入力します。
これで、最初に描いたオブジェクトの反転コピーが一つできます。
花びらを増やす
花びらが選択された状態で、もう一度変形効果の画面に行きます。
今度は回転コピーをして花びらを6枚にしたいので、基準点は下の真ん中の四角、「角度60度」「コピー5」に設定します。
これで花が出来上がりました^^
便利なアピアランス機能
イラレの機能の中で、個人的にすごく便利だなと思ったのは、このアピアランス機能です。
後から編集可能なので、調整を加えるかもしれない、コピーを作るパスを一発で上手く引く自信がないときにもよく使います。(簡単なオブジェクトのコピーはリフレクトツールなどを使います。)
花びらの形を変える場合
始めに引いたパスのアンカーポイントやハンドルなどを動かすと、全ての花びらも自動的に形が変わります。
これで花びらをさらに丸くしたり、反対に先を尖らせたりもできます。
花びらの枚数を変える場合
変形効果で追加した情報はアピアランスパネルに残ります。
「変形」をクリックすると、ウインドウが出て来るので、ここから再編集できます。
花びらを6枚から8枚に変えるときは、回転の角度とコピー数を変えるだけです。簡単ですね^^
春の素材の王道、梅と桜もこの方法で作ることができます。
特に桜はバランスを取るのが難しいので、変形効果を使って後から修正できると楽です。
アピアランス分割
シルエットだけを作ってjpgなどに変換する場合はいいのですが、ここからさらに加工するときは、アピアランスの分割(オブジェクトメニュー)をしておきます。
これで、アピアランスパネルから「変形」の欄が消え、普通のパスの状態に変わります。
色んな花の形を作って、色を変えたり配置したりするのは楽しいです^^
以上になります。
ご覧いただきありがとうございました。
この方法で作成した花を使ったシームレスパターンはイラストACで無料ダウンロードできます。
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