こんにちは
イラストレーターを使った簡単なレモン(の断面)の作り方を紹介したいと思います。
完成形はこちら↓
使用しているバーションはillustratorCCで、オブジェクトの変形やパスファインダについて書いています。
初心者の方向けです。
線を回転コピーして果実の形をとる
オブジェクトの整列
まず、外皮と果実になる円を大小2つ作ります。(外皮はウインドウの下です・・・)
小さい方の円と中心を合わせて線を引きます。(必ず塗り無しの線にしてください。)
整列ウインドウ、「キーオブジェクトに整列」を選択して、水平・垂直方向に整列させてもいいです。
回転コピー
イラレは一つの結果に対して色々なやり方があります。オブジェクトの変形一つとっても、いくつか方法があるので、やり易いものを使います。
私はだいたい①の方法を使います。
回転する方法① 回転ツール
線を選択して、サイドバーにある回転ツールをダブルクリックして回転ウインドウを出します。
この方法は、自動的にオブジェクトの中心を軸に回転します。
10等分にしたいので36度に設定をして、コピーをクリックします。
その後すぐにcommond+d(直前と同じ行動をする)を3回押すとさらに回転コピーされます。(下の画像のようになります)
回転する方法② 変形
線を選択したら、「効果ーパスの変形ー変形」で変形効果のウインドウを出します。
回転の角度を36度にして、コピーを4にしてOKをすると、10等分する線がコピーされます。
この方法は、アピアランスパネルに変形が追加されて、後から変更ができる状態です。
(パネルに追加された「変形」をクリックすると再度「変形効果」のウインドウが出てきます。)
上手くコピーできたら、アピアランスを分割(オブジェクトメニューから)を選択して、普通の線にしておきます。
(この時点で、コピー数や角度の編集はできなくなります。)
パスファインダー・オフセットで実を分ける
パスファインダー
円のレイヤーが一番下にあることを確認して、全選択→パスファインダー・分割をクリックします。
これで円がケーキのように10等分になりました。(グループ化されています。)
ここで、shift+xで線と塗りを反転させて、線無し・塗り有りにしておきます。
パスのオフセットで薄皮を作る
「効果ーパスーパスのオフセット」で、実一つ一つのサイズを小さくします。
オフセットの欄に小さくしたい数値をマイナスで入力します。
ちょうどいい数値はオブジェクトのサイズによって変わるので、プレビューを見ながら決めてください。
ちなみにパスのオフセットは、拡大・縮小とは別ものです。
角を丸くする
最後に、果実の角を丸くします。
投げ縄ツール(ショートカットQ)で赤線のように囲んだ後、ダイレクト選択ツール(ショートカットA)を選択すると二重丸が出てきます。
(スクショが上手くとれませんでした・・・二重丸は角のところに20個出てきます。)
二重丸の一つをドラッグすると完成形↓のような丸みが出てきます。
ドラッグを一度離しても、ダイレクトツールで角らへんを選択すると、二重丸がもう一度出てくるので、再度調節できます。
果実の中心部分も同様に、少し丸みを加えます。
外皮の円に重ねて完成です^^
果実を外皮近くまで拡大させて、色を変えるとオレンジになります。
以上になります。お読みいただきありがとうございました。