こんにちは、毎日イラレを使ってストックイラストを描いています。
今回は、ランタンを例にして、ブレンドツールをメインに変形効果と整列機能のことも少し書きたいです。
使用ツールはMacとillustratorCCです。初心者の方向けの内容です。
ブレンドツールの基本
実はあんまり使ったことがなかったブレンドツール。(メニューのオブジェクト)
この状態のオブジェクトの、
色形を徐々に変化させたり、
グラデーションにしたり(間隔はスムーズカラー)できる認識だったのですが、自分のイラストで使う機会はあまりありませんでした。ぱっと思い出せるのは、藤の垂れ下がっている部分に使ったのくらい。(ブラシで曲げています)
が、最近になって、オブジェクトだけではなく、線も徐々に変化させることができることに気がついて、時々このツールを使用するようになりました。
今回はランタンの骨組みの線をブレンドツールを使って描いたので、ランタンのメイキングも含めて説明したいと思います。
ランタン本体を変形効果で描く
まず、ランタン本体の半分をパスで描きます。後で調整するので、大体でいいのですが、左側のアンカーポイントは全て垂直線上に並べておきます。
変形効果(効果ーパスの変形ー変形)で対称コピーをします。
プレビューのチェック上にある小さい四角の集まりは、変形の基準点を決めるものなので左側のどれかを選択します。
何種類か作りたいので、いくつかコピーして形をそれぞれ変えます。
変形についてはこちらに詳しく書いています↓
骨組みをブレンドで描く
本体と同様に変形で対称コピーするので、骨組みも半分だけ描きます。(本体も骨組みもまとめて描けば良かったと後悔^^;)
右半分の端の線だけパスを引いて、間にある線はブレンドで増やします。
2つの線を選択して「オブジェクトーブレンドー作成」を選ぶとデフォルトの設定でブレンドされるので、作成の下にあるブレンドオプションを出して調節します。幅の広いランタンはステップ数2で、縦長いのは1にしました。
あとは、本体と同様に変形で左半分を対称コピーします。気に入る仕上がりになったら、ブレンドを拡張します。
アンカーポイントの整列
実はこのランタンを描いているときに気がついた^^;ことなのですが、アンカーポイントを水平、または垂直方向に揃えたいとき、今までは平均を使っていた(右クリック)のですが、整列パネルでもアンカーポイントを揃えることができるようです。
ランタン本体と骨組みのカーブ部分の高さを合わせるのを忘れていたので、調節するのに整列でアンカーポイントを揃えました。
キーアンカーは最後に選択したアンカーポイントになります。別のものを最後にしてしまっても、Shiftを使ってキーアンカーにしたいポイントだけを一旦解除して、再選択すると大丈夫です。
平均と違って、好きなポイントに合わせることができるので助かりますね。
形ができたら、好きに装飾や色つけして完成です^^
以上になります。お読み頂きありがとうございます。
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