こんにちは、毎日イラストを描いています。
今回はイラレで雪の結晶を作る方法を紹介します。
主な内容はアピアランスの変形効果です。
作業環境はillustrator2024、Macで初心者の方向けの内容です。
変形効果

線・塗りなしの正方形オブジェクトを作り、中心から縦方向に線を引きます。

枝になる斜め線を引き、斜め線と正方形を選択してグループ化をします。(垂直の縦線は選択しません。)

先ほどのグループを選択した状態で、メニューの効果ーパスの変形ー変形から変形効果パネルを出します。
正方形の中心を基準に反転させたいので、「水平方向に反転」「コピー:1」に設定します。

(本筋から離れますが、線・塗りなしの正方形オブジェクトを作ったのは、これがないと上手く反転できないからです。)

先ほど変形したグループと縦線の全てをグループ化して再び変形効果のパネルを開きます。
今度は回転コピーを行うので、「角度:60」「コピー:5」左下にある基準点を下中央に設定します。
ここまでできたら、後は好みの雪の結晶になる様に調整するだけです。
結晶の形調整

斜め線をダブルクリックしていって、斜め線と正方形オブジェクトのグループの中に入り、線を増やしたり別の要素を足すこともできます。

今回は線端を丸型で作ったので合うものはあまり無かったのですが、矢印を適用させても可愛いかなと思いました。
アピアランスの分割

一度変形効果の設定をしてしまえば、コピーしてたくさん作ることができます。
これらの結晶には、始めにガイドとして入れた正方形オブジェクトが残っているので、完成したらアピアランスの分割を行います。(オブジェクトメニューから)

アピアランスの分割をかけると、アピアランスにあった変形の情報も消え、すべて普通のパスの状態になります。

これで完成です。グラデーションと合わせるといい感じになりますね。
お読みいただきありがとうございました。


